Claude Maxに月100ドルまたは200ドルのAPIクレジット、Claude Codeには使えない
Claude Maxの加入者がConsoleの組織を申請して連携すると、毎月、別枠のAPIクレジットが付く。Max 5xは100ドル(約1.6万円)、Max 20xは200ドル(約3.2万円)だ。Claude Codeには使えず、使い切らなかった分は毎月なくなる。
Anthropicの公式ヘルプによると、MaxとTeamのプランには、Claude Platform向けの月次クレジットが付くようになった。契約にClaude Console(APIキーと利用量を管理する開発者向けの管理画面)の組織を連携すると、その組織にクレジットが入る。ヘルプは、この機能が10月7日の更新で加わったと書いている。すでに使っているプランの上限は減らない。クレジットは上限を広げるものではなく、別枠だ。
いくらもらえて、どう申請するか
| プラン | 月のクレジット |
|---|---|
| Max 5x | 100ドル(約1.6万円) |
| Max 20x | 200ドル(約3.2万円) |
| Team Standardのシート | 1シートあたり20ドル(約3,200円) |
| Team Premiumのシート | 1シートあたり100ドル(約1.6万円) |
Teamはシートごとのクレジットを一つにまとめ、合計の上限は月500ドル(約7.9万円)だ。たとえばStandard 3シートとPremium 2シートなら月260ドル(約4.1万円)になる。
申請の手順は次のとおり。
- ブラウザーでclaude.aiを開き、Settings > Billing(TeamはOrganization settings > Billing)に進む。アプリストアで契約した場合も、申請はウェブブラウザーで行う。
- API creditsの項目でLink organizationを押し、クレジットを受け取るConsoleの組織を選んで規約に同意する。組織がなければ、この流れの中で作れる。
- クレジットはConsoleのBilling画面の「Promotional credits」に、金額と有効期限つきで表示される。
条件もある。プランが有効で支払いに問題がないこと、新規加入者は加入から7日たってから申請できることだ。Maxは契約した本人であること、Consoleの組織ではOwner・Admin・Billingのいずれかの役割が必要になる。Free、Pro、Enterpriseは対象外だ。Consoleへのログインはclaude.aiと同じメールアドレスで行う。このクレジットのためにClaude Platformへ支払い方法を登録する必要はない。
連携は自分では変更できない。 一つのプランが連携できるConsoleの組織は一つで、一つの組織が受け取れるのは一つのプランのクレジットだけだ。あとで変えるにはサポートへの問い合わせが必要になる。実際に開発する組織を選んで連携すること。
どこに使えて、どこに使えないか
Message Batches APIはリクエストをまとめて送り、結果を後で受け取る方式だ。
| 使える | 使えない |
|---|---|
| Claude API(Messages API、Message Batches API) | Claude Code(ターミナル、IDE、デスクトップ、ウェブ) |
| Claude Managed Agents(Anthropicのサーバーでエージェントを代わりに動かすサービス) | Claudeアプリ・Claude Codeの追加利用分の課金 |
| Claude Agent SDK(Claudeで独自のエージェントを作るための道具一式) | Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft FoundryのClaude |
| ConsoleのPlayground(ウェブでモデルを試す画面) |
claude -p(Claude Codeを対話なしで一度だけ実行するモード)は、実行のしかたで分かれる。連携した組織のAPIキーで実行すればクレジットから引かれる。Claudeのプランでログインしたまま実行すれば、これまでどおりプランの上限から引かれる。GitHub ActionやIDE拡張、デスクトップアプリで動かした分は、-pをつけてもClaude Codeの利用とみなされ、クレジットの対象外だ。
Agent SDKも同じ区別になる。Anthropicの別のヘルプによると、プランでログインしたSDKの利用は今もプランの上限を使い、6月15日に予定されたSDK利用方法の変更は保留された。クレジットを使うには、連携した組織のAPIキーが必要だ。
クレジットの減り方
- 毎回の請求期間に新しく入り、繰り越しはない。 支払いの直後に入り、年払いは毎月入る。使わなかった分は期間の終わりに消える。
- クレジットが先に使われ、自分でチャージした分はそのあとだ。 自動チャージは、チャージした残高だけを見て動く。
- 組織内のすべてのAPIキーが一つの残高を共有する。 プロジェクトごとに上限をかけたいなら、Consoleでワークスペース(キーと利用量をプロジェクトごとに分ける区画)を作り、支出の上限を設定する。
- 残高がなくなるとリクエストが止まる。 代わりにプランへ請求されることはない。続けるにはクレジットを買うか、自動チャージを有効にする。
- 月の支出上限には含まれる。 クレジットで払った利用分も組織の月間支出上限に数えられ、上限は毎月1日にリセットされる。
- Platformドキュメントによると利用ティアが上がる。 利用ティアは、APIをどれだけ頻繁に、大量に呼べるかを決める段階だ。連携した組織は最低でもStartティアになり、月のクレジットが200ドルを超える場合は最低でもBuildティアになる。ヘルプにこの記載はなく、Platformドキュメントだけにある。
プランが変わるときはこうなる。解約したり対象外のプランに下げたりすると新しいクレジットは止まるが、すでに受け取った分は期限まで使える。Max 5xから20xに上げると、日割りのクレジットがすぐに入り、その後は毎回200ドルになる。MaxからTeamに移るとMaxの連携は終わり、Teamプランが7日続いたあとにチームの所有者があらためて申請する。
誤解しやすい点
- 申請した瞬間にクレジットが付くと思いがちだが、新規加入者は7日待つ必要がある。ヘルプ記事によると、この機能は数日かけて段階的に提供されるので、申請の案内がまだ表示されないことがある。7日たっても出ない場合は、プランと自分の役割を確認し、サポートに連絡する。
- Max 20xがStartティアに入るという話は、Platformドキュメントに合っている。ヘルプ記事はティアに触れていない。
- 6月に出ていたAgent SDK専用のクレジットは今はなく、この月次クレジットとは別物だ。
今後の注目点
ドキュメントは順次適用と説明しているので、自分のアカウントで申請の案内が出る時期と、ヘルプの表記の変化を見たい。利用ティアの引き上げで実際のAPI呼び出し上限がどう変わるか、6月に保留されたAgent SDKの方針が再び変わるかどうかも注目点だ。
円換算は10月17日の為替レート(1ドル≒158円)によるおおよその値だ。