roobrief開発者のためのITニュース

開発・リリース

Cursorの新料金Premiumは月30ドル、Claude・GPTは契約に含まれない

新規加入者は従来の月20ドル(約3,162円)のProを買えず、月30ドル(約4,700円)のPremiumから入り、ClaudeやGPTのような他社モデルは契約から外れる。

10月12日、SpaceXSI(SpaceX Super Intelligence)がGrok、Grok Bot、Cursor、X Premiumを一つの契約にまとめたThe X Subscriptionを発表した。新規顧客はこの日からこの料金で始まる。個人向けはFree(0ドル、0円)、Plus(月8ドル、約1,300円)、Premium(月30ドル)、Super(月100ドル、約1.6万円)、Ultra(月200ドル、約3.2万円)だ。Premiumは、以前SuperGrok・Cursor Pro・X Premium+を別々に買ったときに合わせて月約90ドル(約1.4万円)だった特典を一つにまとめた、と会社は説明した。

Cursorだけの「月30ドルのPro」が新設されたわけではない。旧Cursor Pro(月20ドル)に対応する新しい段階はPremium(月30ドル)で、新規にはProは開いていない。既存のCursor契約者はすぐ切り替える義務はなく、移行は任意である。

料金表と含まれる利用量

含まれる利用量はPlusを基準にした倍数で書かれている。PremiumはPlusの4倍、Superは15倍、Ultraは50倍だ。この利用量は、Grok系モデルとCursor独自モデル(Composerなど)向けの週間の共用プールである。Grokアプリ、XのGrokタブ、Cursor、さらに料金によってはGrok Botが同じプールを削る。プールは毎週補充される。

料金 月額 含まれる利用量(公式表記) Cursorで目立つ点
Free 0ドル(0円) 制限あり コーディングエージェントの開始量
Plus 8ドル(約1,300円) 基準(Base) Grok・Composerのみ。クラウドエージェント・Origin・Bugbot・他社モデルなし
Premium 30ドル(約4,700円) Plusの4倍 クラウドエージェント・Origin・Bugbot・Grok Bot。他社モデルはAPI定価で別課金
Super 100ドル(約1.6万円) Plusの15倍 Premiumに加えピーク時の優先アクセス
Ultra 200ドル(約3.2万円) Plusの50倍 新製品・新モデルへの最速アクセス

チーム料金も席あたりPremium・Super・Ultraと同じ30・100・200ドルだ。会社は、旧Cursor Teamsの入門(席あたり月40ドル、約6,323円)より席単価が低く、コーディング利用量は約3倍だと記した。

公式文書は、比較対象となる旧Cursor有料プランごとに、新料金のCursor独自モデルのコーディング利用量が少なくとも2倍だと書く。Unify案内で「月20ドルの2倍」と読める文言は、この独自モデル(Composer・Grok)基準である。ClaudeやGPTのような他社モデルの含まれた枠は新料金にはない。

他社モデルは最初のリクエストからAPI定価

旧Cursor Pro(月20ドル)には、他社モデル用の「Other Models」プールが契約に入っていた。The New Stackの報道によると、Proは他社モデルのAPI定価で約20ドル分、Pro+(月60ドル、約9,500円)は約70ドル(約1.1万円)分、Ultra(月200ドル)は約400ドル(約6.3万円)分が含まれ、そのほかにも追加枠があった。The New Stackの記事全文は開けず、この数字は単一の出典で未確認である。

The X SubscriptionのPremium以上では他社モデルを使えるが、契約料の中に他社利用量はない。最初のリクエストから、モデル提供者のAPI定価(公開料金表の価格)で前払いクレジットから差し引かれる。Super・Ultraも同じだ。Plusには他社モデル自体がない。

そのためClaudeやGPTを主に使う人がPremiumに移ると、契約30ドルに加え他社利用分を別に払うことになる。以前Proの20ドルで他社約20ドル分を賄っていた場合と比べ、同じ他社利用を続けると月の支出が増えうる。

既存のPro・Pro+は当面そのまま

Cursorのヘルプは、移行は任意であり、変更や解約をしなければ現行の料金・価格・機能が続くと記す。移行は元に戻せない。新規顧客と無料のXだけの人はThe X Subscriptionから始まる。既存の個人・チーム顧客は、旧Cursor料金の中で上げ下げできる(Apple App Store経由のCursorは例外で、先に移行が必要な場合がある)。

公式の対応表はPro(月20ドル)↔Premium(月30ドル)、Pro+(月60ドル)↔Super(月100ドル)、Ultra(月200ドル)↔Ultraだ。「対応」は最も近い段階であり、特典が同じことを保証する言葉ではない。旧料金は月次の二つのプール(Cursor Models / Other Models)、新料金は独自モデルの週間一つのプール(Grokと共有)である。

Cursorフォーラムで担当者は、現在のCursorプランを使っている人の他社モデルの含まれた枠は、切り替えるまで続くと答えた。残りのProとPro+の顧客を移す日程は公開されていない。Redditなどで「すぐ強制移行」と断定した日付は確認できなかった。

未確認、または誤解しやすい点

  • 「Cursorが月30ドルのProを新設した」だけだとずれる。発表の中心はGrok・Cursor・XをまとめたThe X Subscriptionで、コーディング側の代表的な有料段階はPremiumの30ドルだ。
  • 「30ドルが20ドルの利用量の2倍」は独自モデルのコーディング利用量基準である。他社モデルまで2倍という意味ではない。
  • Grok Botの利用が同じプールから減る点は、公式文書・料金FAQと一致する。チャット・画像・ボットを多く使うと、コーディングに使える含まれた量が減りうる。
  • 既存の20ドルProが「永遠に」続くという公式文言はない。当面の維持と任意移行は文書にある。
  • Redditに出たアカウント転売や政治論争は料金の事実とは無関係で、この記事の根拠には使っていない。

開発者に起こりうる変化

以下は報道をもとにした筆者の推測と助言だ。

  • 新規アカウントならPremium(月30ドル)をCursor Pro(月20ドル)の後継と見る。 クラウドエージェント・Origin・Bugbotが必要ならPlus(月8ドル)では足りない。Plusは独自モデルのみ、固定設定だ。
  • Claude・GPTを多く使うなら移行前にダッシュボードの利用量を見る。 新料金は他社分を契約に入れない。独自モデル(Composer・Grok)中心なら公式の「ドルあたり利用量」の主張が有利になり得、他社中心なら月の合計が増えうる。
  • 既存のPro・Pro+を使っているなら、文書上あせる理由はない。 移行は恒久だ。Unify・支払い画面の期間限定特典と、他社含まれた枠の喪失を並べてから決める。
  • 含まれた量は週間で、Grok・ボットと共有する。 コーディングだけの月次プールではない。上限・前払いチャージ・追加利用の上限はgrok.com/dashboard(新料金)か、Cursorの支払い・Spending(旧料金)で確認する。

今後見ること

既存のPro・Pro+を新料金へ強制移行する告知の日程、他社モデルの前払い料金の実感である。

円換算は10月16日の為替レート(1ドル≒158円)によるおおよその値だ。

出典

出典: x.ai

← 戻る